〈消尽する言の葉、エコ、環境〉

環境問題を通じて世に問われる言葉の数々をご紹介いたします。
<< May 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

風土/2/

2007.09.01 Saturday | 和辻哲郎

「ギリシャには陰がない」
---
和辻哲郎著「風土」の一節だが、
湿気を含まない空気の醸す明るさを
巧みに描写した一節でもある。

地中海観光の一角を占める
イタリアはローマへと足を運ぶと、
すぐに気温と体感温度との差に驚くことになる。

湿度が低いために、日本にいるときには
考えられないような気温に心地よさを覚える。
また、日本では心地良いはずの気温で
肌寒さを覚えることにもなる。

そして山火事で揺れ動くギリシャの降水量は、
そんなローマの約半分ほどである。

放火によると見られるギリシャの山火事は
小康状態への兆しを見せてはいるものの、
まだ完全消火にはほど遠い状況。

雨期である冬の日でさえも
「澄み渡る碧空、輝き透る天日」こそが
ギリシャの仰ぐ空であり続けてきた。

ギリシャの空からいちはやく
「陰」が無くなることを願って止まない。
author : admin | comments (0) | trackbacks (3)

風土

2007.04.04 Wednesday | 和辻哲郎

「地中海は死の海と言ってよいほどに生物が少ない。
 黒潮の海は無限に豊穣な海であるが、
 地中海は痩せ海である。
 地中海が荒涼な印象を与えたことは決して偶然ではなかった。
 それはいわば海の砂漠である。
 そこには本来『海の幸』が乏しい」
---
PR 地中海
author : admin | comments (0) | trackbacks (0)

反古典の政治経済学

2007.03.25 Sunday | 村上泰亮

「環境のあるべき秩序のイメージを掲げようとするとき、
 正義の主導権争いが始まる。
 いうまでもなく、各国・各地域はそれぞれに
 固有な歴史的記憶をもっている。
 たとえば、『地球に緑を』という場合にも、
 米作農耕の社会、麦作中心の社会、根栽中心の社会、
 遊牧社会のいずれであったかによって
 当然人々のイメージは異なるだろう。
 (中略)
 要するに、理想の生態的秩序の観念は、
 国や地域によって違うのである。
 環境についての秩序の観念は、
 強大な世界権力が確立されでもしないかぎり、
 とうぶんのところ統一され単数化されることはないだろう」
---
PR 低金利 | 低金利 | 東京スター銀行 おまとめローン
author : admin | comments (0) | trackbacks (0)

昆虫記

2007.01.13 Saturday | ジャン・アンリ・ファーブル

「現実は公式から逃れる。
 自然を退けて観念的見解を現実の事実よりも尊しとする博物学などに、
 私は信をおかない」
---
PR おまとめ | おまとめ
author : admin | comments (0) | trackbacks (0)